旅日記11　モロッコへの道のり　Yoshifusa Seki Photo Gallery

11.　モロッコへの道のり 　　　　 モロッコの写真はこちらから

2007年3月チュニジア撮影に出かけてきた、その時砂漠の一端を覗いてきた

サハラ砂漠を見てみたな〜と思った

今回の目的地はアフリカ大陸の西の端にある国「モロッコ」遠いですね～

モロッコって聞いたことはあるけど、どこにあるの?



以前スペインを車で走った時にジブラルタル海峡を渡った

その時カサブランカに入りたかったのだが、予定が一寸、その時は断念した　　



チョイスはエミレーツ航空「エミレーツ航空をまるで航空界の女王のような扱いをしたり

じゃあ、プリンセスのような存在はカタール航空」こんな言い方をされるお方もちらほら

どちらにしてもドバイ迄は約12時間のフライト、トランスファー後、更に８時間40分のフライト　　

え～20時間も～やっぱり遠いな～

忘れちゃあいけないよ、此処から関空まで・更に其々の空港での待ち時間、じゃあ一体！　

昔は36時間も40時間もかけて行ったもんだが、これでも短くなったのかな

モロッコの天気予報をググッてみるがこの季節、余り芳しくない

そこは強運の持ち主 ←　勝手に決めてるが・・　晴れを期待しよう

2011.1.29　DEP、只今搭乗手続きを待っています、カサブランカダンディになって来ま～す

「マッサラーマ」とつぶやいて旅だった、過去の旅立ちでこんなつぶやきなんて経験はない

進歩は早く、空港施設の中は何処にいても目には見えない「WIFI」なるものが飛び交っていて

其処にスマートフォン（iPhone)と言う便利な機能を持ち合わせたマシン？が存在していて

リアルタイムで情報を発信出来るようになった

カサブランカ着：日本時間の30日10時pm　現地時間30日昼1時、家を出てから33時間

一気にマラケシュまでバスで４時間掛けて来た、明日から撮影頑張ろうと・兎に角寝る

正直な感想
モロッコって砂漠がメインの所だと思っていた、殺伐として乾いていると言うイメージを持っていた

所がイメージを一新させられた、こんなに素晴らしい所だったのか、と改めて感動！山あり谷ありは

当たり前で、町並みの綺麗なこと、場所によってはとても緑が綺麗で、湖も綺麗で雪山も有って

マラケシュやフェズの旧市街地は、迷路のような路地になっていて、ぶらぶらするのに面白いが

一旦迷い込んだら簡単には出られない、世界一の迷路なんだ「迷宮都市」の名は伊達ではありません



アトラス山脈を越えた日、路面は雪・・一日前だったら通行止めだったと言われた

サハラ砂漠でも運が良かったのか、現地のラクダの叔父さんが言うには「昨日は嵐だったよ

そのお陰で今日はとても砂漠も綺麗で砂丘も綺麗な風紋が出来ていて、太陽も綺麗だよ」と



三脚セット、陽が登ってきて、陰陽が出来るのを待っていた、所がこの砂の稜線と言えば良いのか

折角、先日の嵐で出来上がった自然の造形を踏みつける、確かに新しい所を踏みつける感触って

嬉しい気持ちになれる、解るんですがね〜踏みつける日本の団体さん・・・

おばさん・・お兄ちゃん・・チョット待ってよ〜

こんな時外人さんはこんな事をしないんですよね〜多愛の無い悪戯心を持ち合わせているのは

日本人なんですよね〜　僕には此れが一番美味しい所なんです

「坊やよい子だねんねしな〜いまも昔もかわりなく 母のめぐみの子守唄 遠いむかしの物語り」

こんな心が刷り込まれているのでしょうね〜

この行動には参った！「どうかお願いします、此れを撮りに来ているので踏まないで下さいと

その他にも、マラケシュ駅舎を撮影しようと試みたら、警官に止められて、断念！

フェズの迷路で三脚を立てていて、ちょっとゴミを除けようと数メートル離れて振り返ったら

三脚を持って行こうとしている怪しげなおっさんを「こら！〜」って怒鳴って

カサブランカの旧メディナではやたら片言の日本語に煩わしさを覚えて

トドラ渓谷では砂埃の酷さに、カメラをひたすら着ている物の内側に隠して



夜明け前に歩いたサハラ砂漠では、ラクダのウンチを沢山踏んで、靴の中も砂だらけになって



数多く有る「カスバ」を移動しての撮影では一抹の寂しさを覚えて

世界遺産の「ボルビリス遺跡」では一人ゆっくり撮影をしているのに、何処からとも無く現れた

変なおっさんが「案内してやるから着いて来い」なんて、勝手に案内するし、邪魔なんだよね〜撮影に

まあ、此れはお陰でメインをさっさと回ること出来たんですがね、幾ばくかのチップをあげたけど

撮影終えて「モロッコ」本当に気に入りました、結構美味しいものも食べた事だし



これぞ本場の「タジン料理とクスクス」クスクスなんて決して美味しい物じゃあ有りませんよ～

今までに見た日本の団体さん余り食べていませんね～

でも僕は沢山食べましたよ、初めての時は一口でお腹一杯だったんですよ〜実はね！



ミントティも良く飲んで、あのね砂漠のど真ん中で観光客が美味しい〜と言って飲んで居られますが

余計な事ですがね、砂漠のど真ん中に水道なんて引いてないし、当然水有りませんから〜

さて！どうしましょうかね〜　　こんなモロッコですが、又行きたいな〜の保存箱に追加しましたよ

ここで一旦、旅立ちの日に話を戻して
大雪だったんですね〜そんなことはつゆ知らず、空の上にいましたよ〜

モロッコでもiPhoneと言う便利な機能を持ち合わせたマシン？ が活躍してくれて

福井新聞を読んでみた、おお〜凄い事になっているんだね〜




出発が一日遅れだったら、レッドカード、キャンセル費用も戻って来ないという憂き目に遭っていたな

------此処からはオマケのお話------こんな巡り合わせは一生に一度有るか無いか・・どっち！　

Happy Birthday to you!

ドバイから関空に
日付が変わった頃、エミレーツの制服姿のキャビンクルーがインスタントカメラを持ってウロウロと・・

なんだろうな～あんな古いカメラ、未だ有るのか、もう売っていないよ～何するんだろうな～～

と・余り気にもしなかった、所がだよ、シートナンバーを追い掛けるように近づいてくる

だが今回のエジプト事情で機内はガラガラ、当然楽な所に移動している

シャンパンの意味は後で書くよ、でないと最後まで読まないかも知れないから　爆

今回はチュニジアから始まった「アラブの春」それに伴うエジプト事情でエミレーツが開業以来の空席

とか、カサブランカの空港でお話をしたエミレーツのクルーの話では、先日のフライトはたったの

5人だったと言ってる、それでも路線は飛ぶ、じゃあ〜ファーストに乗せてよ〜

そんな訳で、往復ともガラガラ状態、モロッコの現地ガイドさんは思わぬ大忙しとか

エジプト、チュニジア方面に行きたい人がモロッコに変更したり、陸路モロッコに移動したりとか

話し戻って
インスタントカメラを持ってウロウロしていたキャビンクルーが、僕に話しかけてきた

「◯様　本日お誕生日ですよね」と　まあちょっと驚いたが素直に「はい、そうですが・・・」

「記念にお写真を」　え～こんな所では嫌だな～こんな僕でも周りの目を気にするし

こんな疲れた寝ぼけ顔だよ～・・と、一旦は丁寧にお断りして

すると「ファーストクラスからのお祝いです」とシャンパンとナッツの詰め合わせを持って来て・・

ほら～皆さん意味解らず見るでしょう・・・だから～

でも、こんな機会は一生に一度も無いだろうな～と　思って、クルーの席を訪ねてそこで写真を

撮ってもらった、従って「Occupied、Vacant」と書かれているお馴染みの所・・爆



ファーストクラスでは、こんなに冷えた美味しいシャンパンを飲むんだね～

記念の写真も戴いて「折角のご好意ですが不調法者故アルコールは余り・・・」と

少し戴いてお返しをした、お好きな方だったら良かったのにね～



砂絵です、サハラ砂漠の砂を、絵になるように色分けしながら瓶に詰め込んでいき、砂漠、ラクダ

空などを書いていきます、と言うより創り上げていきます、中々見事でしょう、これもお誕生日の

お祝いにと、美女からプレゼントされて、粋な計らいに吃驚しましたが、矢っ張り嬉しいものですね

回し者じゃあ無いが、エミレーツ航空は評判通り、空飛ぶ五つ星と言われるだけ有って綺麗ですよ



機内が消灯されると天井には天の川が



星が瞬き時にはムードの有る色彩に変化する、ご覧の通りエジプト事情のお陰なのかガラ空き状態で



ドバイ空港にて iPhoneのバッテリーを充電、こんな施設も数多く設けられており色んな肌の人と

混じって充電しました、勿論太っ腹、無料ですよ



いきなりアウェイの洗礼かっ？（笑）

空港に降りた途端に「アザーン」が聞こえてきた、アザーンとは、イスラムの礼拝の時間が

きたことのお知らせの歌というか、お祈りの時間を知らせるため、モスクから流れる呼びかけの

歌です、イスラムの国では夜明け前のアザーンで目が覚めるらしい

イスラム圏の空港には、お祈りをする施設がある、中を覗くとメッカの方角に向かって・・・

場所はトイレの傍と決まっているようです、お祈りの時間が近ずくと白い民族衣装の１団で

トイレが大混雑となるのは異様な光景かも、手足を清め、顔を洗い、髭を整え身を正して

ジュータンが敷かれた部屋へと向かうようだ、靴や靴下を身に付けないのは暑さだけではなく

そんな理由もあるのでしょうかねぇ〜



男女祈りの部屋は別々、こんな恰好なので前に女性がいたら、前がお尻ではね〜（苦笑）

一日5回の祈りの時間があるが、それは3分か5分程度の祈りをする、仕事中でも祈りの部屋を

見つけると「ちょっとお祈りしてきます」と言って消え、じきに戻ってきくる、空港や事務所などに

祈り用小部屋がある、彼らのホテルの個室には、祈り用とおぼしきコーナーがあり、メッカの方向を

指す矢印が天井にあるらしい



テレビも大きいですよ～映画から諸々100以上のチャンネルを楽しめます

新しい映画を数本観てきました、コンセントも完備、リモコンは裏にチャンネルボタンが一杯

このまま電話機になります



PCが使えるようにイーサーネットの差し込みが、下にはUSBの・・・も

電話の場合はリモコンの溝にクレジットカードをシャ～っと

飛行機も長くても5～6年しか使わないそうですよ、アラブのお金持ちの国ですね〜

降りがけに「又の機会にも機内でお逢いしましょう」って言われたが・・さて～！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以下続く　****　2013・01・19　記

旅日記10. チェコへの道のり

個展